Q.トラスツズマブBS「第一三共」の作用機序を教えてください。

A.

本剤は、HER2の細胞外領域に高親和性で特異的に結合するモノクローナル抗体であり、リガンド非依存的HER2シグナル伝達の阻害、抗体依存性細胞障害(antibody-dependent cell-mediated cytotoxicity:ADCC)活性の誘導などを介して、HER2高発現癌細胞の増殖を阻害します。

〈参考〉患者さんへ説明する場合には下記の患者さん用資材をご活用ください。
Trastuzumab BS Guidebook(トラスツズマブBS「第一三共」ガイドブック)ー胃がんー(緑)資材No:TRA1P001
Trastuzumab BS Guidebook(トラスツズマブBS「第一三共」ガイドブック)ー乳がんー(赤)資材No:TRA1P002

ポイント
・がん細胞の表面にはHER2というタンパクがたくさんみられるタイプがあります。これを「HER2陽性タイプ」の乳がん・胃がんとよびます。
・HER2は、がん細胞に「仲間を増やせ」という指令を出しています。
・トラスツズマブBSは、乳がん・胃がんの治療に用いられる分子標的薬の1つです。
・がん細胞にあるHER2を目印(標的)として、いわば、HER2陽性のがん細胞を「ねらいうち」するお薬のため、正常な細胞へのダメージが少ないと考えられています。
・トラスツズマブBSは、カギとカギ穴がぴったり合うように、HER2だけに結合します。これによって、HER2のはたらきを妨げ、がん細胞が増え続けてしまうのを抑えるお薬です。

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