Q.エフィエントの投与期間について教えてください。

A.

エフィエントの投与期間について明確な規定はありません。
使用するステントの添付文書を必ず参照いただくとともに、患者さんごとの血栓リスクや出血リスクに応じて、最終的には医師のご判断で決定してください。※1

参考ですが、日本循環器学会のガイドラインから、DAPT(抗血小板薬2剤併用療法)の継続期間に関する記載をご紹介します。※2

■急性冠症候群ガイドライン(2018年改訂版)1)
・ステント留置後は、アスピリン(81~162mg/日)とクロピドグレル(75mg/日)またはプラスグレル(3.75mg/日)を6~12ヵ月間併用投与する(推奨クラスⅠ、エビデンスレベルA)
・DES留置後、出血リスクが高い患者に対して、3ヵ月以下へのDAPTの短期化を考慮する(推奨クラスⅡa、エビデンスレベルB)
・ステント留置後、出血リスクが低く、ステント血栓症を含む血栓イベントのリスクが高い患者に対して、DAPTの長期継続を考慮してもよい(推奨クラスⅡb、エビデンスレベルB)

■安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018年改訂版)2)
・ステント留置後、アスピリンとADP受容体P2Y12阻害薬の2剤併用療法を、少なくとも6ヵ月継続する(推奨クラスⅠ、エビデンスレベルA)
・出血リスクが高い場合、DAPTを3ヵ月以内に短縮する(推奨クラスⅡa、エビデンスレベルB)
・虚血イベントのリスクが高く、6ヵ月のDAPTで出血性イベントがなかった出血低リスク例では、DAPTを30ヵ月まで継続する(推奨クラスⅡb、エビデンスレベルB)

※1:冠動脈ステントの添付文書には、ステント留置後の抗血小板療法に関する注意が記載されています3)
※2:併用するアスピリンの投与量について、エフィエントの添付文書 用法及び用量に関連する注意には、「アスピリン(81~100mg/日、なお初回負荷投与では324mgまで)と併用すること。」と記載しています。

参考資料:
1)日本循環器学会. 急性冠症候群ガイドライン(2018年改訂版). http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2018_kimura.pdf (2019年7月閲覧)
2)日本循環器学会. 安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018年改訂版). http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2018_nakamura_yaku.pdf (2019年7月閲覧)
3)エフィエント インタビューフォーム

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