Q.トポテシンと食品(グレープフルーツジュース等)との相互作用について教えてください。

A.

食品としては、グレープフルーツジュースとセイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品が併用注意となっています。

<グレープフルーツジュース>
トポテシンは主にカルボキシルエステラーゼにより活性代謝物(SN-38)に変換されますが、CYP3A4により一部無毒化される代謝経路もあります。この経路がCYP3A4阻害作用を有するグレープフルーツジュースとの併用により阻害されるため、カルボキシルエステラーゼによるSN-38の生成がその分増加し、全身曝露量が増加することが考えられます。
グレープフルーツジュースのCYP3A4阻害作用は腸管で発現すると言われており、本来注射剤ではあまり関係ないとされていますが、トポテシンは腸肝循環をするため、相互作用の可能性が考えられます。

<セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品>
グレープフルーツジュースの場合とは逆に、セイヨウオトギリソウにはCYP3A4誘導作用があり、併用すると、CYP3A4による無毒化が促進されるため、トポテシンの活性代謝物(SN-38)の血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがあります。本剤投与期間中はセイヨウオトギリソウ含有食品との併用を避けることが望ましいと考えます。
なお、海外で、がん患者さんにイリノテカンとセント・ジョーンズ・ワートを併用したところ、併用しない場合と比較し、SN-38のAUC、Cmaxが有意に低下したとの報告があります1)

引用文献:
1)Mathijssen R H J, et al.:J Natl Cancer Inst 2002;94(16):1247-1249

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