Q.UGT1A1遺伝子多型検査の結果、トポテシンの副作用が強く出やすいタイプ(ハイリスク群)であった場合の投与量を教えてください。

A.

現時点では、減量に関する明確なエビデンスは確立されていません。
米国のイリノテカン(Camptosar)の添付文書では、UGT1A1*28のホモ接合体患者さんの初回投与量を少なくとも1レベル下げる(150mg/m2ならば120mg/m2など)ことを推奨しています。ただし、「UGT1A1*28のホモ接合体を持つ患者集団に対して正確にどのくらい減量すべきかは不明」とも記載しています。

なお、Minamiらは、ハイリスク群(UGT1A1*6又はUGT1A1*28をホモ接合体としてもつ、もしくはUGT1A1*6とUGT1A1*28をヘテロ接合体としてもつ群)におけるSN-38のAUCは、非ハイリスク群の約2.4倍であることから、ハイリスク群ではイリノテカンを半分量で投与することを提案しています1)。しかし、日本人におけるこれら遺伝子多型患者さんの本剤初回投与量ならびに減量に関するエビデンスはまだ不足しています。

引用文献:
1)Minami H, et al.:Pharmacogenet. Genomics 2007; 17(7):497-504

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